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農の道。


新芽誕生


ファームの畑
 ファームの朝。
秋が近づいて来たようです。
畑にも朝露がたくさん降ってくれます。
 
 さて、野菜の芽は出てくれているでしょうか。
こんなに野菜の新芽が出るのを待ち遠しく思ったことはありません。
去年はほとんど芽が出なかったことで、
今年にかける期待も相当高まります。
 
 ファームの畑2
見えますか
聞こえますか
新しい命の息吹 
新芽
 出てきましたー!
新芽です。
これは小松菜の新芽。
やっと出てきてくれました。
 嬉しいですね~。
とっても嬉しいです。
よくがんばった~。
こんなのずっと見ていると、
「野菜を作ってる」なんてとても言えないですよね。
よく頑張って産まれてきてくれた。
大きく育ってね。


星に願いを ☆


つづら棚田
 これは、9月9日(水)に伺った、うきはの「つづら棚田」。
彼岸花が有名な素晴らしい場所。
ちらほらと彼岸花が咲いていた。
ここが赤いちめんに染まるのは、9月のシルバーウィーク頃だろう。
 観光客のように見えるのは、私がお連れした一行、「春日市図書館の文庫連」の方々。
うきは市にこの4月、新しい図書館ができたということで、遠く春日市より見学にいらした。
午前中に図書館を見学し、お話しをさせて頂き、見学会は無事終了。
 
 昼食は、つづら棚田の入り口にある「自然食レストラン ムスビ」に。
皆さんには大変好評で、とってもとっても安堵。
ムスビさん、ご協力ありがとうございました。
 
 さて、農業の話し。
雨が降らない日が10日以上。
これは危機的状況だ。
9月4日に冬野菜の種をたくさん蒔いたが、
ほとんど芽がでない。
「それはしょうがない」とは思う。
なんせ、鶏ふんを撒いて、トラクターで耕して、
あとは天に向かって種を蒔いただけだからだ。
「あとは天におまかせ農業」とも言えるかも。
さすがにこの日照りではどうにもならない様子。
ファームの畑 ファームの乾いた畑
 何で困るかというと、9月中に種を蒔いてしまわないと、
ここファームは寒い土地なのでまったく芽を出さない。
去年は10月に種を蒔いたので、全く野菜が育たなかった。
それで翌年3月まで、鶏の野菜の確保が大変だった。
あちこちの農家に野菜を頂いては、軽トラに満載にして帰った。
 そんなこんなで、毎日天気予報を見ていると、
「あっ、土曜日に雨が降る!」ということが前日に判明。
金曜日は急いでファームに出かけて行き、
種を蒔いたところは、もう一度トラクターをかけ、
その他のところは鶏ふんを取り、撒いてトラクターをかけた。
夕方暮れてきて、それから約2反程(600㎡)に種蒔き。
なんとか無事終了。
まだ畑半分というところだけれど、とりあえず鶏の餌分としては十分だ。
 あとは、あとは、お天道さま、どうぞどうぞ、この子らに恵みの雨を、
よろしくお願い申し上げます。
そして、「みんな、頑張って芽を出すんだよ~!」と念じる私であった。


久々に野菜登場


 なんだか気ぜわしく過ぎていく毎日。
そんな中でも、とりあえずは自家用分の食料を確保すべく、
畑には少量の野菜が育ってくれた。
保存食にもなるありがたい野菜たち。
まずはじゃがいも。
じゃがいも
 5kgほどの種芋を購入して植えたのだが、
これで自宅の約一年分をまかなえる。
種芋代が約1500円くらい。
肥料は鶏ふんなので問題なし。
これで結構な量が採れて、保存もきく。
途中で芽掻きを何回かすれば1年間はじゅうぶん食べられる。
なんとまあ素晴らしい食べ物だろうか。
しかも山の赤土にできた芋はふわふわで、格別にうまいのだ。
 問題はひとつだけ。
掘るのが大変じゃ。
 暑い時期に収穫時期を迎え、
梅雨時期とも重なる。
それさえ何とかすれば・・・
がんばります。
 そしてその隣りを見てみると・・・
たまねぎ
 玉ねぎの収穫期。
今年は例年になくよくできた。
もちろんこのたまねぎも自家用のみ。
販売する量まではなかなか・・・
 こうして写真のように干して乾燥させておけば、
半年以上は食べれる。
ありがたい、ありがたい。
 市場にでまわっているものは、
玉が大きいものが目立つ。
しかしそういう玉ねぎのほとんどが化成肥料で作られており、
炒めると水っぽくなって、あまり美味しくない。
 やっぱりポッポちゃんの肥料でできた玉ねぎは格別だ。
毎朝みそ汁に入れて食べるのが最高に旨い。
 それにしても、ファームの畑はいつも草原のようだ。
草原というか原っぱかな。


じゃがいも


じゃがいも

 じゃがいもの植え付けが終了。
今年の畑第一弾がやっとスタートした。
はやい人は2月には始めているが、
ファームは寒いので遅霜にやられないように遅めにやる。
が、遅すぎるという感もいなめない。
まぁ何とかなるだろう。
これもひとつの経験。
じゃがいもを育てるのにいちばん大切なのは、
肥料をたっぷりあげることと、草取り。
水はけが良ければ最高。
この中で2つはクリア。
肥料はポッポちゃんたちの自然な栄養たっぷり肥料を。
水はけは傾斜地を使ったから、梅雨時期に入っても大丈夫。
心配なのが草取り。
勝負は土寄せが2回できるか否か。
草が伸びてきたところで、鍬をもって土を両端から盛り上げる。
草を窒息させてしまおうという作戦。
(あっ、草とりしてない・・・まぁいいか)
そのうちじゃがいもの葉っぱが生い茂り、
草が伸びてこれなくなってしまう。
農家はやっぱり鍬が使えてなんぼだ。
今年も美味しいじゃがいもさんが育ちますように。


春大根


さて、最近は春らしい更新が続いている。
嬉しさもあり、まぁしょうがないかなとも。
そんななか、そろそろ農作業をやりはじめようかと思う。
平地ではじゃがいもを植え付けが始まった。
1年の初めの植え付け作業というのは大体じゃがいもから。
温床をつくった場合には、サニーレタスから。
そんな感じだろうか。
ファームは遅霜というのがあり、
平地と同じことをしても駄目だ。
すべて無駄になる。
だからじゃがいもの植え付けはたぶん3月半ばから。
今年は温床をつくる余裕もない。
種まきはすぐにはできそうもない。
だが、私には今回初のトンネル・マルチという道具がある。
これを利用しない手はないだろうと、買ってきたのが大根の種。
daikonn.jpg
タキイ種苗がだしている大根の種、名前は「おせん」。
この時期に塔立ちが心配される大根だが、
この種の大根は塔立ちがとっても遅く、
暖かくなるまで食べられる。
私が研修先で蒔いていた種は、たしか・・・「おはる」。
やっぱりタキイ種苗の製品だった。
しかしなんで「お」がつくのだろうか?と素朴な疑問。
確か他にも「お」がつく種を見た気がする。
どんなにつらくても耐えるNHK練ドラの「おしん」をイメージして
名付けられたのだろうか?
塔立ちにも耐えて大きくなるんだよ~みたいな感じで。
違うかぁ・・・
まぁどうでもいい話。
これをトンネルに蒔いて、
さあさあ、ちゃんと芽をだしてくれるのだろうか。
そして大きくなってくれるのだろうか?
途中で虫にはやられないのだろうか?
疑問いっぱいの中種を蒔く。
すべてが回り道。
まっすぐ進むための近道。


いいこともあれば・・・


人生生きてりゃ~いろいろとあるもので。
いいこともあればわるいこともある。
まずはいいことから。
春菊が食べられるほどに成長した。
とってもやわらかで美味しそう。
ビニルマルチ・トンネルさまのおかげだ。
移植していたサラダ菜とサニーレタスも食べごろだ。
syunngiku.jpg
春の暖かい日差しを受けて、これからどんどん大きくなるぞ。
たのしみたのしみ。
今のところ虫なども見受けられず。
いつまで楽しめるのかな?
そういえばそろそろ春大根の種を蒔く時期だ。
種物屋さんに行って少し種を買ってこよう。
いつ種を蒔いて、いつ大きくなって食べれ、
いつまで食べ続けることができるのか。
そのへんも聞いてこよう。
さて、次に悪いこと。
昨日鶏の水をバケツについで注いでいたところ、
バケツの底を支えていた左の手の指が
スコーーンと抜けて、指から肘にかけて痛みが走った。
「やっちまった!」と思ったが後の祭り。
左の手で重いバケツを支えていたのだが、
どうやらバケツにかかっていたのは薬指だけだったらしく、
重さに耐え切れずスコーーンと抜けてしまったようだ。
筋がいっちまったのか?
とりあえず動くようだから、まぁ全治2週間程度か。
キーボードが打ててるから問題ないだろう。
バレーやバスケで指の骨折や突き指は慣れてる。
しかしグーが握れないのはきついなぁ。
力も入らないし、今日からだましだましやっていくしかなさそうだ。
一人でやっているのは気楽でいいが、何かあったときは
どうにかやる以外ないのが自営業だ。
車の運転も含め、十分注意しないと。
しょうがないので、今日の作業は手袋の上から
指3本グルグル巻きだ。これで大丈夫。
問題はたまごを拭いたり握ったり。
繊細な感覚でやっているのでどうだろう?
まぁ時間をかければなんとかなるかな。
早めに仕事にいくとしよう。
まぁ人生いろいろある。
が、生きる力というのは
小さいときから如何に遊んでいるかだと思う。
これがダメならこれというイメージを持ち、
チャレンジ精神を忘れない。
いつでも楽しみを探しつつ。
私が生きる力をたくさん持っているとはとても思えない。
だからこそ、コウタにもいろんな遊びをこれから教えたいものだ。


春菊だね


syunngiku.jpg
「君は春菊だね」
と言えるほどに大きくなってきた。
さすがビニル・マルチさま。
ほんわか温かさが伝わってくる。
こんな寒いなかでも、雪に埋もれそうになっても、
ビニルの中では少しづつ少しづつ大きくなって。
このビニル・マルチを使いこなせば、
冬でもかなりの収量が見込めるかも。
将来的にどう使っていくのか、どんな時期にどんなものを育てるのか、
今一度考えていかないといけない。
やっぱりこんなときに頼りになるのが種物屋さんかな。
そういえば去年のいつごろか、大根の種を撒くなら2月頃、
その時期に蒔いたほうがいいと言われた。
そうすると塔が立たずにしっかりとした春大根に育つと。
ホントかな?
信じないわけではないが、今までやったことがないので、
春にそんなりっぱな大根が育つイメージがわかない。
とりあえずなんでもやってみることかな。
ついでに夏野菜の種も選んで購入してみよう。
いっしょにビニルの中に植えておくといいかもしれない。
一昨年までは温床というやつをこしらえて夏野菜の種を撒いていたが、
今年はそこまでやれそうもない。
このビニルちゃんに何ができるのかな?っと願いつつ
いろんな事を試させてもらおう。
1年に一回のこと、やってみてよかったらまた足跡に残る。
よくなかったとしても。


ビニル・マルチⅡ


毎日寒い日が続く。
野菜たちには厳しい日々。
こうした中で他よりちょっとだけいい思いをしているのが、
ビニル・マルチのなかの春菊とサラダ菜。
外がガチガチの朝。
maruchi.jpg
このビニルももちろんガチガチ。
霜でバリバリになっている。
畑の土もバリッ、バリッというほど。
でも中を覗いてみると・・・
maruchi2.jpg
なんだが外の景色と全く違う。
温かそう。
朝は気温的には外の外気と変わらないと思う。
しかし霜がかからないのは、これは野菜にとって天と地ほど違うはず。
しかも昼間にちょっとだけ日が差すと、
中はこのビニルと黒のマルチでほんわかと温かい。
これは野菜にとっては天国に違いない。
だが虫たちはどうだろうか?
やっぱり温度センサーで、「この中が温かいらしい」と集まってくるのでは?
とりあえず木酢液とか竹酢液などをまいておいた方がいいかもしれない。
なんたって初めてのことでよくわからない。
まずやってみる。
それから失敗してまた考える、聞いてみる。
身体で覚える。
農業はこんな繰り返しなのかもしれない。
年にそのシーズンは1回だけ、しかも気候は毎年違ってくる。
農の道は難しい。でも植物は応えてくれるから嬉しさもある。


農家みたい


午前中にある程度一日の仕事をこなす。
お昼近くになると、外は冷たい風が時折あるものの、
お日様はポカポカと辺りを陽気につつんでいる。
こんな日には外でランチでも。
ranchi.jpg
おっと、噂のバクダンおにぎり、ではなく長いオニギリなので、
ダイナマイトオニギリかな。
水筒には「森の家」で製造販売されている玄米コーヒー。
この玄米コーヒーは一般に出まわっている物とは違い、とても美味しい。
そして米から元気に育てているので安心だし、エネルギーいっぱい。
詳しい話はまた後日。
おかずはラジオ、と思ったが
これだけ気持ちがいいと音がかえって邪魔をする。
ラジオのスイッチを消し、風の音、虫の羽音、鳥の声、日の光、
植物からでる蒸気、いろんなものを感じながらオニギリをほお張る。
10年前は神奈川にいてあくせく働いてたのに、
それから10年後、こんなところでオニギリを食べているとは
夢にも思わなかったかなぁ・・・
10年って短いようで長い。
そんなことを考えていたら、10分ほど寝てしまっていた。
コテッと。
こういうのが幸なのかもしれないなぁ・・・などと考えつつ、
さあ午後もバリバリと働くぞ~~~!
今日の仕事は、里芋掘りとビニルかけ。
里芋は植えすぎてしまって、どんだけ掘ってもまだまだ出てくる。
来年は考えないと・・・
誰がこんな食うねん!しかもちっちゃいのばかり・・・
山の芋はホクホクでとってもおいしいんだけど、
やっぱり掘るのは大変だ。
biniru.jpg
ビニル張り完成!
このビニルはとってもすぐれもの。
霜を避けて、温度を上げてくれる。
今回ファーム初登場。
どんな成果をもたらしてくれるのか。
中には移植した春菊とレタス。
2月には大根の種を撒く予定。
なんか農家みたいだ~。


ファーマーズスピリット


今日もいちばん働いているのはマイ軽トラ。
日本の農業を支えてきたのは
まちがいなく農業者魂と軽トラだと最近思う。
配達から帰ってくると、荷台には満載の物資。
keitora.jpg
ヌカにモミガラ、カキガラ、大根の葉っぱ、くず柿、
それに水タンクとコンテナ。
配達物を持っていって空にして、荷物を満載にして帰ってくる。
まるで貿易みたい。(^^)
軽トラにもいろいろと種類がある。
エンジンのいいもの、バランスがいいもの、
省エネのもの、格好がいいもの、様々だ。
最近では各メーカーもいいものを出してきている。
昔のガタガタゴットンとはだいぶ違う。
私が選んだのはスバルのものだが、
エンジン音は止まっているときはほとんどしないし、
乗り心地も軽やかで乗用車並の快適さだ。
この3年半で10万キロを突破したが、
まだまだ新車と同じように調子がいい。
月賦もあと残り6万だ。(関係ないかぁ)
私が軽トラを使う場面は山道、畑の中、遠乗り、重積載。
すべてを考慮して今のメーカーものにした。
スバルとホンダの軽トラはエンジンが後部の荷台の下にあるので、
後が重くなる設計になっている。
つまり、空荷であってもある程度畑の中も走れるし、
山道でも後のタイヤが空回りしない。
しかもエンジン音が静かということだ。
まぁ農家でない人にはあんまり関係ない話だが・・・
しかしこの日本の狭い農村には素晴らしい乗り物。
ありがたいに尽きる。