農の道。
動物とおっちゃん。
お久しぶりです。嫁です。
ここ最近、また読書熱が復活中でして、特に最近は生きること、暮らすこと、日々のこと…
そんな事に思いをはせることが多いワタクシ。
ここんところの一押しは、FOILから発行されている山地としてるさんの「ブタとおっちゃん」。
ブタは、経済動物です。やがては食肉になっていく。そのために育てています。
でも、愛情が伝わってくるのです。ひしひしと。
相思相愛なブタとおっちゃん。
我が家の鶏たちも。たまごをいただく。
最後は、その身をいただく。
命をいただく。ありがたいことだと思いながら、
日々、仕事にむかうおっちゃんたちがいるなぁ~と
思いながら、またページをめくります。
*上村おっちゃんは、今は体を壊されて養豚からは離れているそうです。
頑張れ!若者!
今日は、前からお約束していたプチ・ウーフ体験の若者たちがゆむたにやってきました。
(ちなみに、今日も嫁です。農場主は小屋作りでばてた模様です。)
引率(ん??)のグラッフィックデザイナーの方がお1人と、20代の若者3人。
実は、3人とも今日が初対面だったようで、始めは何となくお互いに探り探りの感じでした。
彼らが体験したのは…「鶏糞とり」と、例の「小屋作り」。
両方とも、肉体労働です。
「農業を体験しにきたはずでは?」
いえいえ、おいしいところだけじゃなく、ちゃんとどうやって始めたのか、どういう
日常が必要なのか…体験してもらう為には大事です。大事ですとも!
けっして…「やった~!若者!ちょうど良いタイミングだねっ!」じゃないですよ。
えぇ。
ちなみに・・・鶏たちは鶏たちでマイペース。
柿をあげたら大喜びです。かわいいです。
「お、今日は客がくれるのだな!サンキュ~!」ってな感じです。
鶏糞とりと小屋作りの間に、おひるごはんとかでゆるっとした時間も。
もちろん、ゆむたの昼ごはん恒例の鍋&七輪IN掘っ立て小屋で。
たまごは雑炊、あとはおみやげたまご。
元気なたまごはなかなか混ざり難いのですよ」というと、
「おぉ~!」と驚きの様子。
あらためて新鮮な感想をいただいたのです。
で、また午後からは小屋作り。(人がいっぱいいると…進みます!ありがとう!若者たち!)
ラストは原鶴温泉で汗を流して、めいめい帰路につきました。
ちなみに…今回、お迎えしたのは、「デザイン」に興味があり、なおかつ「農」に
少しばかり興味を持っている若者たちでした。
さて、ここからはちょっとマジメに。
まだ20代の彼らが先々どんな職業を選択するのか、まだまだ未知数ですが、
少なくとも、「農」に感心を持ってくれたら嬉しいし、こだわって生産に向き合っている
農家とつながっていってくれたら嬉しいなぁ~という気持ちで受け入れをしました。
TPPの問題など、日本の農業は先行きかなり厳しいと思います。だけど、生産者が
誠実に、こだわって自分の愛情をこめた農産物を、その背景まで含めて理解して
くださる消費者の方とつながっていけたら…日本の農業が残っていくかもしれません。
というよりも、小規模農家はそれしか残る術は無いかもしれません。
何か、今日の体験で感じたこと、心動いたことがあったら…嬉しいです。
がんばれ、若者!
山の手感謝祭
山の手感謝祭、盛況のうち無事終了しました!
遠く山の中まで足を運んで頂いた皆さま、
スタッフの皆さま、ベジキッチンのゴトウタカコさま、
そしてゴトウさんの料理教室の生徒の皆さま、
そして多くのお世話になった皆さまに感謝をいたしますとともに、
厚くお礼申し上げます。
当初雨マークで心配だった週末も、
晴れ人間が多く集合してくれたのか、
とってもいい日和になりました。
外では、50人以上のお客さまの胃袋を満たす為に、
きのこの山下さんが、炭火で焼き鳥ときのこと地元の野菜をどんどんと焼いて、
汗かかきかき頑張ってくれました。
(写真がない・・・山下さん、ごめんなさい)
その横では、子供たちが「鶏の散歩」で大騒ぎです。
山荘のなかでは、スタッフがフル回転で料理を作っています。
途中、鶏ゴボウご飯のつくり方をお客さんにお伝えするのに、
ベジキッチン・ゴトウさんの料理教室。
「ゆむたの鶏もこうやって料理すれば、とっても美味しくいただけま~す♪」
さすがゴトウさん、本職の手際の良さと調理の腕前は絶妙です。
料理は大きな皿に芋の大きな葉っぱに盛り付けられて出されて、
とってもゴージャス!
(なんで写真とってないのだ~と後から猛省)
料理のメニューは、
焼き鳥炭火焼
鶏皮と生きくらげの柚子胡椒とネギの和え物
がめ煮
鶏と茹でたまごの燻製
きのこの山下の炭火焼
鶏ごぼうごはんのおにぎり
とり手羽の塩こうじの漬け込み焼き
スナギモのから揚げ
ゴウヤのわたの天ぷら
ゆむたのたまごを使ったシフォン(野上耕作舎みきさん作)に
猫の手舎のジャムを添えて
ファゼンダかじわらのぶどう(巨峰・ロザリオビアンコ・ゴルビー)
ファゼンダかじわらの果肉たっぷりのジェラート
炭酸水を使ったフルーティーなドリンクバー
もちろん生ビール!
あとは、ゴトウさんの手からどんどんと料理が産まれてきて、
ある食材を使った料理がお客さんに運ばれていきました。
(しかし、写真が・・・まぁ、しょうがない)
お客さんにお話しをお聞きしましたが、
「も~お腹いっぱい。美味しかった~」
というお言葉をいくつか頂きました。
そのお言葉だけでも、今回のイベント開催は
やってよかったなぁ~と思うのでありました。
さて子供たち。
今回のイベントの副題は「THE・子ども会!」
子供たちは何してますかな~♪
お~~~~、およいじょる!
さすが子ども、9月半ばというのに元気いっぱい。
山の冷たい水もなんのその。
キレイな水で気持ちも元気に声いっぱい。
お客さんのお子さんが言われてたそうですが、
帰りの車の中で、「また行こうね、また行こうね!」って。
この言葉、とっても嬉しくて、スタッフ一同に伝えなくっちゃと思いました。
子どもはこんな経験で大きく育つんだと確信してます。
それからスイカ割も。
多分このイベントでいちばん盛り上がったみたい!
しかしなかなかスイカが割れないの~♪
って、スイカはほんとに子供たち大好き。
大きいの~~~~~!
が好きなんです。
さて、唯一ご飯を1枚撮ってました。
これです↓
朝の気合いご飯。
泊り込みでの企画ということもあり、
朝の少しドヨ~ンとした空気に気合を入れてくれた朝げ。
これしか写真が撮れてないくらいちょっと忙しかったんだなぁ~と思いつつ、
これが結構よかったんですなぁ。
スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。
ベジキッチンゴトウさん、生徒の皆さん、ありがとうございました。
そして来て下さったお客様、本当にありがとうございました。
追伸
どなたか料理の写真撮ってましたらお知らせくださいませ~。
よろしくどうぞ。
山の手感謝祭 告示
山の手農業集団プレゼンツ!
山の手感謝祭 in日森園山荘
うきはのうまか!ザ・コラボスペシャル!
9月11日(日) 10時~15時
うきは山の手農業集団のTHE!初イベント!
ゆむたファームの親鳥を使った料理を紹介。
更に、山下きのこ園の椎茸や生きくらげを食す!
ファゼンダ梶原の果樹、多種類ブドウを食べる。
モモ・スモモ・巨峰のジェラートが美味!
猫の手舎のジャムはフレッシュさが売り。
果物がそのまま入った感じ。
またそのソースをゆむたのたまごを使ったシフォンにかけて♪
なんとも贅沢!
鶏はそのままの旨み、炭火でのやきとりがメイン。
その他、燻製、がめ煮、鶏皮と柚子ごしょうの和え物、
そして鶏ゴボウご飯のおにぎり。
鶏さん、ありがとう。
美味しく頂きます。
そしてメンバーのテカラさんのいろんな協力を頂きます。
テカラさんはとっても可愛い手作りのものを置いてるお店です。
場所:うきは市田篭(たごもり)1189 日森園(ひもりぞの)公民館 0943-77-7227
会費:大人2,000円(小学生以下無料)
駐車場あります。
建物の目印は、日本百選つづらの棚田の入り口の2km先 右側
ブロック塀の大きく「日森園山荘」とあります。
赤いトタン屋根の大きな古いお家。
問合せ:ゆむたファーム 0943-77-7626
mail:yujiro32@crest.ocn.ne.jp
さといも
梅雨を前にしたこの時期に
いい畝をつくりました。
ちょっとホレボレとする大きめの畝。
ここには里芋が植わってます。
植わってるんですが、まだ芽が出ません。
出てるところもありますが、
ほとんど出てません。
3月には植えたのですが・・・
もしかして失敗?
そうなるとちょっと悲しいけれど、
とりあえず梅雨と雑草対策には強力な畝。
あとは里芋さんたち、ちゃんと顔だしてくださいませ。
お願いでござる。
たまねぎ収穫
たまねぎ収穫できました!
今年は寒い冬だったせいか、
玉が太ってません。
早モノの玉ねぎを100本植えてましたが、
40個くらいは採れたでしょうか。
そのほとんどは小ぶりです。
しかし、 小ぶりには小ぶりの料理を!
鶏のひき肉とグリーンピース、
そして小ぶりの玉ねぎをそのままドブーン!
グツグツ煮込んで・・・
出来上がり!
美味しい玉ねぎのスープができました。
こうやって食べると、
玉ねぎの甘みが丸ごと食べれます。
家族にも大好評。(珍しく)
化成肥料で育てるとブカブカで水っぽい玉ねぎになるけど、
鶏ちゃんたちの鶏ふんで育てると、
小ぶりで甘みのギュッと詰まった玉ねぎになります。
さて、梅雨に入りそうな九州北部地方。
(まだここは梅雨じゃないみたいですね)
雨と雨の日をぬって、玉ねぎの収穫、
これはなかなか難しそうですね。
グリッと晴れて頂けないでしょうかねぇ。
じゃがいも
じゃがいもというのは比較的育て易い野菜なんだと思います。
虫に食われるということもそれほど気にならないし、
暖かくなってくるとグーンと大きくなってくれるし。
とりあえず、芽を1本か2本にして、
あとは土を寄せてあげると、
写真のように、農家さんの畑みたいになります。
(一応私も農家さんですが・・・)
ただ注意すべきは、基本5年間は同じところで育てない、
これぐらいでしょうか。
どうやら同じところで育てると病気になるようです。
大きくやっているところはそんなこと言ってられないので、
土を消毒して、いい菌も悪い菌(人間にとって)も全部殺してしまいます。
しかしジャガイモを見ただけではわかりません。
さらに、今ではジャガイモの芽が出ないように放射線(みたいなもの)をかけるのが
一般的となってます。
やっぱり「自分で育てたものを食す」ことが自分の身を守ることに
つながるのだと、ジャガイモを育てながらいつも感じます。
さて、今年は梅雨前には大きくなってくれるかなぁ♪
オオデマリの花がとても綺麗です。
その隣りには、やっと咲き始めたヤマボウシ。
これが真っ白な花に変わっていきます。
とってもかわいいんですよ~♪
さといも
畑は小松菜や水菜の塔が立ち始め、
辺りは菜の花畑です。
この花芽がまた美味なんです。
花先がポキッと折れる間は柔らかいので、
これを摘んで、さっと油で炒めます。
春はこのエネルギーの詰まった花芽を食べるのがグッドです。
さて、菜の花畑をそのままにしていてもいけないので、
里芋を植える場所には鶏糞を撒きます。
そしてトラクターで粗く耕します。
何日か経って、草が枯れてきたら、
今度はもう一回丁寧にトラクターをかけます。
そして直ぐに鍬で溝をつけます。
その溝に里芋を等間隔に置いていきます。
間隔は足の幅プラスアルファー。
歩きながらつま先に1つ、一歩行ってまたつま先に1つ置いていきます。
そして里芋と里芋の間に、どっさりと鶏糞をまた入れていきます。
そして最後に土をかぶせて出来上がり。
あとは2回ほど草取りをして、土をかぶせてあげれば、
秋にはとっても美味な里芋が育ちます。
お天道さま、あとはよろしゅうお願い申し上げます。
しかし結構手間の要る仕事ではあります。
今は肥料に化成肥料を使う人がほとんどですから、
芋と芋の間にパラパラと振るだけで案外芋は育ちます。
でも発酵した鶏糞をしっかり使うことで、
美味しさ、安全性、栄養、すべてが違います。
それに愛情たっぷりですからね~♪
(それにしては夏場に草ボウボウにしてしまうのだが・・・)
春いちばんの畑仕事
昨日は関東地方に「春一番」 がふいたそうですね。
九州地方もとても気持ちのいい一日でした。
さて、ゆむたファーム。
この「春一番」と共に畑仕事が始まります。
まず今年初めの植え付けは「ジャガイモ」。
ジャガイモは同じところに5年間は植えないようにします。
ジャガイモに病気が入りやすくなるからです。
まず最初の作業は、鶏糞を掘り起こして袋に詰め、
軽トラに乗せて畑に撒きます。
鶏糞はこのところの陽気で表面は乾いてますが、
乾きすぎてパリパリ。
スコップが入りづらいところを、足でグイグイ押して掘り起こします。
醗酵が進んでいるので、臭いは気になりません。
これを袋に1つづつ詰めて、軽トラに。
軽トラに積んだら、そのままゴトゴトと畑に入っていきます。
4WDならではの仕事。
日本の軽トラ、世界に誇れる最高水準の作業車です。
ちなみに、鶏糞の重量は約700kg。
倍量の過積載です。
この鶏糞をたっぷりと撒きます。
だいたい1坪で1袋。
60~70坪分を一気に撒きます。
まだ時間があるので、今日はトラクター出動。
1回目の耕起はゆっくりとしたスピードで、ロータリーもゆっくりと回します。
無理はいけません。
(昨年ロータリーを壊してしまって高くつきました・・・)
今日の作業はここまで。
次は草が枯れてきたところで、
もう一度トラクターの出動。
今度はロータリーのスピードを上げて、
土を細かくしていきます。
ゆむたの畑はとても土質がいいので、
トラクターをかけたあとはフワフワになります。
鍬をいれると土が「キュッ」っと鳴きます。(鳴き土?)
そしてやっと次はジャガイモの植え付け。
植え付けはまた次回に。
今年もジャガイモがいい感じです。
春のファームはこんな感じでしたが、
ここにジャガイモを植えてみました。
ジャガイモは5年間くらいは同じ所に植えても上手く育ちませんので、
少しづつ植える場所を変えています。
今ではこんな感じ。
平地と比べると、まだかなり葉っぱが小さいですが、
それでもこれから大きくなってきて綺麗な花がさきます。
一度草取りと土寄せをしてあげました。
芽が何本もでてくるので、それを1本にしました。
1本にするとジャガイモができる数は減りますが、大きいのができます。
うちでは大きいジャガイモの需要が多いのでそうします。
でもすごいですね。
ちゃ~んと植えると育ってくれます。
ジャガイモちゃんたち、今年も美味しく育ってくれませ。