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「米の作りすぎは資源の無駄、もったいない」 だと!?


今日のヤフーサイトのトップ項目のニュース。
東北の農政局のつくったカラーポスター3万枚に、
mottainai 米の作りすぎは、もったいない!」
とでかでかと書かれてある。もちろん米農家へのメッセージ。
地元6千戸で作る農家団体は猛反発。
なんと粗末な役所仕事をするのか。
自給率を高めようと全国で気運が高まっている最中に、
‘つくるのはもったいない!’はいかんだろう。
米の消費量をあげる広報をやってしかるべきであり、
自分らの無能無策を棚に上げて、農家を逆撫でするようなやり方で
米の生産量を減らそうとするそのやり方は何ともしがたい。
農家は確かに好きで米を作っているところばかりではない。
米をつくれば損するのはあたりまえ、手間はかかるし
機械もたくさん必要となる。高齢化もすすんでいる。
でも、それでも米をつくる。
田んぼを荒らすと隣近所に迷惑がかかるからと言う人もいる。
口ではそういってもやはりそれだけだろうか?
私が思うのは、「米を作るのは日本人だから。
農家の誇りであり、たしなみだ。」という思いがあるからではないだろうか。
農家をやっていれば、他から食料を買うことは「それ、おかしいだろ?」と
思うことがある。少なくとも私はそう思う。
どうしてもこの野菜を買って来いといわれて買う時には自分の不甲斐なさを思う。
この国の農業は「農家の誇り」で保たれているのではないか。
その農家の誇りによって日本の自然や原風景が守られている。
東北農政局のやったことは、この農家の誇りを頭ごなしに傷つけるものだった。
地元農家の怒り爆発、私には農家の端くれとして理解できる。
たぶん涙が出るほどに悔しいことだろう。

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