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豊かさ


kumo.jpg 春まち雲
土曜日の配達先で骨董屋さんがある。
そこにはいろんな珍しいもの、なつかしいものが置かれている。
今日見つけたのは長さ1mもありそうな豪華客船の模型。
「すごい細かいですね~、こんなプラモデルもあるんですか?」と聞くと、
「いやいやそうじゃない、こういうのは自分でつくるんだ」と店長。
「えっ?これ自分で全部つくるの?・・・」
とにかくすごい。
船のバランスといい、細かな細工といい、手作りとは思えない。
「昔はみんな自分で何でも作ってたもんだよ」と店長。
「今はなんでもそろっていて、揃えてやらないと何も出来ない」と店長。
確かに昔は木や竹を使っていろんなもの自分で作ってた気がする。
物があまりない代わりに、物を産みだす力があったのだろう。
物が豊かでなかった分、心が豊かだったのだと思う。
面白い話を聞いたことがある。
ある子供たちを原っぱに連れて行って、
「さあ、どうぞ遊んでください」と言ったところ、
子供たちはぼーっと立ったままだったという。
「何で遊ばないの?」と聞くと、
「えっ?何も遊ぶものないじゃない」と子供たち。
そうなんだよね。
私たち’昔の子供に入る世代’には草花や石ころが
遊ぶ道具であったし、いろんな遊び方も知っていた。
いつからこうした遊びがなくなってきてしまったんだろう。
でも一つわかっていることがある。
これが子供の責任ではないこと。
我々大人が考えなければならないことである。

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