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大きな火事


sharyou.jpg 
夕方仕事を終え山から下っていると、
メールがピロリロリ~ンとなった。
山は携帯電話も電波が入らず町に近づくある場所でだいたい入る。
最近は道の駅の売上メール配信などもあり重宝しているのだが、
たぶんそれだろうと思ってみてみると、
「火災発生!」
うわ~~~、最近なかったんだけどなぁ・・・。
大きな火事にならないといいがと思って、
山から町を見下ろせる場所を通ると、
黒い煙がモクモクモクと辺りに充満している。
おもいっきり管轄内だ。
出火して30分ほど。
急いで現場に急行、現場に到着してみると、
市営の平屋住宅で、1棟4世帯の古い建物がほぼ全焼。
大きな火は消えているも、屋根や壁に入り込んだ火がまだくすぶっている。
私も先発隊と放水の筒先を変わって放水する。
そのうち消防署の署員が中に入り内部に人がいないか確認する。
「女性がお風呂でなくなっている」という声がする。
タンカが運ばれてきて、すぐ目の前に銀紙につつまれた仏様がのせられた。
こちらは拝むゆとりもない。
火事の現場というのはほんとにむごいものだ。
すべてが灰と煤に覆われ、全部が水浸し。
使えるものはほとんどない。
こうした現実をみると、火事だけは出してはいけないとあらためて思う。
特に長屋は1件で火がでると、屋根と壁の間を火が伝わって消えないので、
すべてがいっしょに燃えてしまう危険性がある。
やはり煙探知機など、備えをしっかりしておく必要を感じた。
ガスの管理がいちばん重要だが。
さて、管轄の火事はそれからが長い。
出火が夕方5時ごろ。
煙がほとんど消えたのが夜9時ごろ。
それから皆で交代で再発しないよう見張り。
途中で区の公民館でオニギリをご馳走になった。
美味しいご飯、感謝の夕飯。
それから詰所と現場で分かれて待機。
夜12時過ぎに大丈夫だろうという判断の元、解散になった。
ドロドロになったホースを持って帰り洗ったり干したり、
みんなてきぱきと仕事をこなす。
みなさん、明日も仕事があるのに頑張る町の勇者だね。
お疲れさまでした。
寒く冷たい冬の火事だった。

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コメント

  1. 真理子 より:

    大変お疲れ様でした!
    寒い中、夜更けに大変でしたね。
    そうして見えないところでも町の方々が頑張ってくださっているのですね!
    感動です・・・。
    どうかお体を大切に!

  2. takagi より:

    真理子さんへ
    ありがとうございます。
    みんな普段はダラダラとやってますが、
    やる時はやると、そんな感じでしょうか。
    ああいう場にいると、いろんなものに支えられていることがわかります。私も感動でした。

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