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ニューカッスル病


沖縄で昨日ニューカッスル病という鳥特有の病気がでた。
これは法廷伝染病にあたるため、
そこにいる鳥はみな殺処分されることになる。
命を粗末にすることになるが、
これが出ると他にも移る可能性が出てくるため、
保健所は普段はニコニコしていても、このときは容赦ない。
ニューカッスル病というのは呼吸器の病気だ。
イギリスのニューカッスルで発見された。
この病気は昔から日本にもある。
だからワクチンが確立されている。
我々もこのワクチンだけはしないと出荷停止を喰らうので、
仕方なしにやっているが本心ではない。
なぜか?
ニューカッスル病が出るところは鳥の飼いすぎである。
ひとところに多くの鳥を飼うと空気が汚れてすぐに病気になる。
鳥は気管支がとても弱い。
だから鳥の病気(何十種)のうちの8割は呼吸器の病気だ。
鶏を飼う場合には10坪で100羽まで。
そして空気を取り入れるために四方を金網にすること。
これが大原則。
しかし今回病気をだした農場の場合どうだったか?
普通に市販されている肉鶏を飼っている農場の場合、
だいたいにおいて10坪に500羽ちかく入れている。
こだわった生協でも330羽。
しかも寒い時期には幕をおろして寒い空気を遮断する。
これで病気がでないほうがおかしい。
なんで病気がでないのか?
抗生物質をつかっているからだ。
これが今まで何十年とつづいたスタイル。
ただここ最近のウィルスは強くなってるのは確か。
いつ抗生物質が効かなくなるかは時間の問題だろう。
元気に動き回り、土に触れ、太陽を受け、
おいしい空気を吸い、野菜を食べる。
これが鶏にとってのいちばんの健康法である。
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コメント

  1. みらいの母 より:

     携帯からコメント入れさせてもらったんですが、消えてるみたい。
     美味しい卵には、訳があるんですね。美味しいのは、黄身だけじゃまくて白身もしっかりしてるんですよね。takagiさんとこの卵と巡り合えたアイス屋さん・大きな樹さんは、幸せですね。もちろんお客さんもですが。
     私も毎週10個知り合いに分けてもらってます。20羽の鶏飼ってます。もちろん平飼いですが、何か気をつけた方がいいことってありますか。このブログ紹介させてください。

  2. takagi より:

    みらいの母さま
    いつも温かいコメントありがとうございます。
    がんばっちゃいますよ~って気になります。(^^)
    平飼いの卵わけてもらってるんですね、それはすばらしい。
    卵が元気かどうかは殻の固さ、白味の盛り上がり方でわかります。大事なのはヌカをあげること。市販の配合飼料を使っているならば、それに2割のヌカを入れるだけで、甘くて生命力あふれる素晴らしい卵になります。
    20羽ならば2坪以上の敷地で金網張りに。
    わかってらっしゃると思いますよ。

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