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やましお菜。


yamashio.jpg やましお菜。
 今年はこの「やましお菜」が豊作だった。主に漬物にして食するものだが、食味はからし菜ににて、風味がありピリリとからみがあり美味い。
 このやましお菜はここ筑後川沿いが産地というか発祥の地となっている。昔筑後川が氾濫したときに上流から流れてきた種がこの地に留まり、育ったものだそうだ。比較的寒さにも強く、ゆむたの寒い冬にもなんとか耐えて春まで青い葉っぱを繁らせている。
このやましお菜、もちろん鶏の餌となる分がほとんどである。たまに人間が分けてもらう分もあるが、ほぼ鶏のご飯だ。葉っぱを生で食べるとピリリとくるが、鶏にとってはお構いないようだ。
鶏の醗酵けいふんは本当にすごいとおもう。自分たちが必要なものが食べられるように、糞の成分を調節して葉っぱがしげるようにしているとしか思えない。
太古の昔、鶏が海から空に、そして陸地に移ってきたときに、海で得られていたミネラルやビタミンを補う為に鶏はふんを使って植物を育てたのだろう。古代、陸地を覆っていたのはシダ植物と聞いた事がある。しかし鶏はシダ系の葉っぱは全く食べない。ちなみにシダ系が繁殖する土壌は酸性であり、鶏ふんは弱アルカリ。この弱アルカリの糞をすることによって、土壌を草などが育ちやすい状態にしたのではないだろうか。そしてその能力を人間が発見して、自分たちが食べれる植物を作るために利用するようになったとしたら…
まぁ全て推測にすぎないのだが、ずっと鶏とともに生きていると、いろんな問題や壁に当たったときに、ふっと自然の摂理が入ってくる事がある。その辺りが結構面白いといえば面白い。

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