2007年3月19日
とりにく。
☆鶏は物をしっかり見ようとするときは、片目だけで見る。 何か大きな物音がすると、みんないっせいに横を向く。だからちょっと不思議な動きになる☆
今日は鶏肉を２０羽出荷した。鶏が欲しいという馴染みのお客さまがいて、時々送ってくれと連絡が入る。そのお客さまは肉やたまごは食べないらしいが、うちの鶏肉とたまごはとても気に入ってくれていて、永久的に欲しいと言ってくれている。
その方曰く、鶏肉は旨味があり臭みがないのがいいとのこと。たまごについても同じく、臭みがなく甘みがあり、安心して食べられるとの評価を頂いている。本当にありがたいことだ。こう言われることこそ、「生産者身寄りに尽きる」というもの。質を落とさずに、生産にこだわりを持ってこれからもやっていこうと思う。
ところで、鶏肉の話。
鶏を捌く時期というのはゆむたファームの場合、たまごを産みだしてから１年半位になる。市販のブロイラーなどはだいたい１０ヶ月程で廃鶏として出されるが、うちは粗食にして産卵率を落としていることや、元気に走り回っていることで、息を長くしている。搾るだけ搾って、あとはポイというのあまり好きではない。
ちゃんと最後まで面倒を見るという意味で、「自分で捌いて食べる口まで」という考えはあるのだが、なかなか手間隙を見つけられず、今は鶏を捌くのは業者さんにやってもらっている。自分で捌く事が大切なことはわかっているつもりなので、そのうち研修生を受け入れることができるようになったら、少しづつやっていこうとおもう。
「命あるものの生を奪ってそれを食する」、食育の基本にある考えで日本中で叫ばれていることだが、こうしたものを子供たちに伝えていく事は我々の役目であると感じている。
