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図書館をつくる。


福岡県田川郡添田町の図書館。  福岡県田川郡添田町の図書館
うきは市から車で約1時間の距離に添田町の図書館がある。平成9年に建った、広さ1,000平方メートルもある立派な図書館だ。今年の3月より、図書館と児童館が同じ建物に入って活動を始めるということだったので、子供をつれて行ってみたが、あいにくの定休日。目的は児童館だったのだが、とりあえず立派な図書館ということもあり、職員さんにいろんな質問をして帰ってきた。
ところで、うきは市には図書館がない。小さな図書室はあるのだが、市として福岡県で図書館をもっていないのは3市のみ。情報の過疎地帯であるといっていい。
そこで、図書室職員や有志10人位で2年前に「うきは市に図書館をつくる会」を立ち上げた。そして初年度は毎週、または隔週で集まって、図書館の勉強をしてみたり、議論をしたり、署名をあつめたり、図書館見学、講演会、ロビー活動等、様々な活動をしてきた。
そして去年夏、ようやく図書館建設がほぼ決定ということになり、秋から建設検討委員会が立ち上がり、そこにメンバー2人が参加することができた。現在3回目の委員会が終ったところだ。2年後に素晴らしい図書館ができるよう、これからみんなで力を合わせてやっていかなくてはならない。
本物の図書館というのを私は知らなかった。
「図書館は学生が勉強するためにある静かなところ」というのは完全なる勘違いだ。
図書館は、市民の全て(あかちゃんからお年寄りまで)が利用できる空間であり、サービスである。そして情報の発信、集積基地として地域の大きな生活の核となる存在である。
その図書館を市民の財産にまで高めることが「専門の職員」の役割である。
行政の図書館に対する力の入れ具合のもっともいいバランスは、
「人:本:建物」が「7:2:1」といわれている。
つまり箱物をつくって看板をかけて「はい、できました」というのが
日本の行政のやり方で、全国の約9割がそれである。
いちばん必要な「専門職の人の確保」、「図書購入費」を削りに削っている。
これでは日本の図書館のほとんどが魅力あるものにならない。
はてさて、うきは市立図書館(仮)はどのような図書館になるのだろう。
これからの2年間が勝負である。
これからのうきは市をしょって立つことのできる人材を育てるためにも、
我々がしっかりした図書館を育てていかなければならない。

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コメント

  1. Nishi より:

    図書館をつくる・・・いいですねー。
    読んでいてワクワクします。
    うきは市で着実に生活の基盤を固めているようで
    うらやましいです。
    私は、根無し草のように引越しばかりなので。
    続報を期待してます。

  2. boubou より:

    がんばってますね。
    図書館の空気って好きで、私よく行きます。
    司書とかにあこがれたりして。
    地域を活かす素敵な図書館ができますように☆
    また来ますね~

  3. 髙木 より:

    NISHIさんへ
    いつもコメントありがとうございます。
    本物の図書館をつくれたらいいなと考えてます。
    でもその前に仲間ができたのが嬉しかった。
    ここに20年もいないと、ほとんど友達がいないんですよ。なんとか根っこ、はやしたいものです。
    NISHIさんもがんばってください。
    boubouさんへ
    つたない文章ですが見に来ていただいて感謝です。
    そうなんです、図書館の空気ってなんだか落ち着きますよね。この2年あちこちの図書館に行ってますが、そこここで雰囲気が違ってるのがまた面白いですね。
    「図書館をつくる」などの書籍を読んでみて、「図書館ってそうなんだ!」と目から鱗が落ちる事が多々ありました。こんなことなら…日本最高の図書館と言われる浦安図書館など、近くを素通りしていたことが勿体なくて勿体なくて…もっと行っておけばよかった。
    地域の活性化に少しでも役に立てるよう、本物の図書館をつくるという作業、頑張ります。

  4. つばき より:

     雄さん、元気かな。一平です。
    図書館に行くと、いつも老人の方々が、本を読んで、静かに時を過しているね。
     あの雰囲気はとても、好きだな。
     図書館を建設する会、話も順調に進んでいて、何よりです。図書館の活動の中に、本の読み聞かせボランティアや、紙芝居の上映があるのも、いいかもね。
     ではではです。

  5. 髙木 より:

    つばきさんへ
    いつも連絡頂きありがとうございます。
    ボランティアも是非育てていきたいと思っています。図書館はつくると言うよりも、育てていくというほうがいいかもしれません。我々市民の財産として、町の核として機能していくようにしたいですね。

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