JavaScriptが使えない状態ではこのページを正常に表示することができません。有効にしてからアクセスして下さい。 農の道。 | ゆむたファーム - Part 5
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農の道。


発芽


hatake.jpg
東側の畑を耕して種を蒔いた。
蒔いたのは、やっぱり先日といっしょで鶏のご飯になるもの。
でもいろんな種類があるほうが鶏もよろこぶ。
いちばん好きなのは白菜のようだ。
でも白菜は蒔いてない。
霜に弱いから。
いちばん奥の畑は種を撒いて2週間くらい経つ。
全然芽がでてないようで心配だった。
近づいてみると、小さく小さく、たぶん1mm位の芽がいっぱい出てた。
野菜か?草か?なんともいえない。
今日の雨で判明するだろう。
雨の水と人があげた水では植物の成長の度合いが全くちがう。
これは農家の人全般がいう言葉。
「なんで天の雨が降るとこんなに大きくなるんじゃろうかの?」
といつでも不思議。
植物は天の雨が大好きなんだろう。
湿度とか温度とかそういうのも関係あるのだろうが、
湿度が高いと雨が降る ⇒ さあ、大きくなるぞ!
というオーラを発しているのかもしれない。
植物も生き物だから人間以上に感じ取っているのだろう、
生きるために、子孫を残すために。
さて、復活宣言をした私だったが、やはり今日も昼からダメだった。
鼻の上の眉毛の間が痛くなるので、これはもしや蓄膿ではと?
今日の歯医者の予約が夕方。ハシゴで耳鼻科に行ってみよう。
この時期を逃すともう野菜が育たないので
今日は仕事はずせないのだが、いたしかたなし。
無念。


がんばってるぞ~


朝ファームに着くなり、車を止めて再びバックバック。
よ~く畑を見てみると・・・
hatake.jpg
おっ、ちゃんと出てるでないの!
野菜の芽がいっせいに上に向かって手を伸ばし始めてる。
やっぱりハトにやられてなかったんだ。
蒔いたのは、水菜、小松菜、ターサイ、山汐菜、赤カブ、小カブ。
土もかけずにそのままパラパラと蒔いただけなのに、
みんなよく出てきてくれた。
夜霧と朝靄と朝露のおかげかな。
それと、今は夜の間中お月さまが見守ってくれている。
ありがたいありがたい。
これで大きくなってくれれば、春先まで鶏たちの野菜は確保できそう。
ただ今年は虫が多すぎる。
いつまで経っても虫がいる。
例年ではもういなくなってるはずの黒くて丸くて小さい虫。
一日で全部食べつくしてしまう。
結局大根も全滅してしまった。
でも大丈夫。
農に生きる人たちはみな強い。
「しょうがない、また種を蒔こう」と。
自然と共に生きている農家だから言える言葉。
いろんな人から学ばせてもらっている。


旨い秋


kome.jpg
葛篭の棚田の掛け干し米を少し頂いた。
これは貴重なお米。
さっそく食べたのだが、メチャメチャ旨い。
これが山の掛け干し米だ!といわんばかり。
粒が大きく、旨み、張り、香り、すべてが一級品だ。
これを食べると確かに病みつきになるのも無理はない。
掛け干しの手間がこの旨みを産んでいるようだ。
なぜ掛け干しなのか?
稲を刈って逆さまにして干すことで、
藁に詰まった旨みが米に注ぎ込まれるといわれる。
ただ費用対効果を考えると、とても簡単にやれるものではない。
そこに’確固たる意志’が必要になってくる。
日本の農業は機械化を進め、こうした掛け干しをやる事自体を
時代遅れとしてあざ笑う風潮をつくってきた。
今その日本の農業が瀬戸際まで追い込まれている。
村を守り自然を守るはずの農業が、
自然を壊し自分たちを苦しめる農業になってしまっていないか。
答えはこの掛け干しの旨い米が教えてくれているように思う。


ファームの野菜Ⅱ


asamoya.jpg
朝、ファームに到着すると、
この時期は朝靄が立ち込めている。
この朝靄が植物にとっては命の源となる。
どんなに雨が降らなくても、種を蒔けば野菜が育つ。
さて、ハトの姿が見えないが種を食べてないのか?
それとも食べつくしたのか・・・
そんな中、大変な事実に気付いてしまった。
最初に種を蒔いた野菜たちが元気に芽をだして、
すくすく成長しているなぁ・・・
と思っていたら、どんどん芽が亡くなっている。
なんでだろう?と思い、よ~く見てみると・・・
mushi.jpg
虫がガンガン葉っぱ食ってる~~~
テントウムシより小さくて黒い虫。
8月、9月にはよく見る虫だけど、
10月のこの時期にこんなに大量に発生しているのは見たことがない。
やっぱり地球温暖化で虫もこの時期まで元気なのかな?
困ったもんだ。
とりあえず竹酢液を薄めたものでもかけないと全滅の恐れありだ。
一難去ってまた一難。
農業は毎年、素人のようになってしまう。
まぁ素人だが・・・。


ファームの野菜


gobou.jpg nira.jpg
ファームの今の主力野菜はゴボウとニラ。
ゴボウは今までのなかでいちばん出来がいいようだ。
大きさは幅1~3cm、長さは30cm以上のものが多い。
(30cm以上は見たことがない。なぜならある程度で引っこ抜くから)
風味もよく、柔らかい。
ここのところ毎日みそ汁に入れている。
ゴボウは腸の働きをよくすることは知られている。
腸がよくなると鼻がよくなるとある方に言われたので、
これから毎日少しづつ食べようと思う。
ニラも風味がよく、柔らかい。
何度切ってもまたすぐに出てきてくれる。
しかも栄養豊富。
こんなにありがたい野菜もない。
そのうち株分けしようと思う。
ところで、ど~も調子が悪い。
咳がでて、喉が痛く、鼻水がとまらない。
これはもしかしたら風邪?
いやいや、そんなはずはない。
とりあえず夜寝る前にお客さんにもらった
葛湯の元をコップに入れてお湯をそそぐ。
さらに電子レンジで30秒。
チ~ン!
お~~~~~!トロトロになってる。
そこへコウタ。
「何食べてるの~~~!?」
(おっ!こいつにも飲ませるかぁ~)
私:「ゼリー食べてる・・・」
コウタ:「ぼくも~~~~~~!」
ということでスプーンで食べさせる。
まんまとはまった。
ちょっと甘かったのが幸いした。
葛湯は体が温かくなり鼻水が止まった。
これはいいかもしれない。
また飲もう。
もちろんコウタも道連れだ。



先週の金曜日に種を蒔いていたものが、
水曜日にはきれいに芽をだした。
daikon.jpg 大根の芽
ここのところの暑さと、時折ふる雨で好条件がそろった。
明日からは秋らしい天気になるという。
これなら虫もあまり発生しない。
mizuna.jpg 
これは水菜、たぶん・・・
もうちょっとするとギザギザの本葉がでてくるので判明する。
こちらも元気そう。
10月の20日過ぎには少しづつ食べられるだろう。
水菜はサラダもいいし、鍋にもいける。
流行りだしたのはここ5,6年だろうか。
もうすっかり冬の定番野菜となった。
早く育たないかな、毎年この時期がワクワクだ。


たねを蒔く


tanemaki.jpg
さっそく冬野菜の種まき。
蒔いたのは、小松菜、水菜、大根、ターサイ。
この4種類はうちでもよく食べる野菜。
来年の3月初めまで楽しめる。
ちょうど雨が降ってくれた。
恵みの雨。
たねはいつも蒔きっぱなしだから助かる。
これで元気に発芽してくれるだろう。
おひさま、よろしくです。
それにしてもこんな小さい種が大きな野菜に育つ。
種まきのときは毎回感心してしまう。
土と太陽と雨といろんな自然のなりわいに感謝しなければ。
たねは近所のホームセンターなどで購入するが、
大袋や変わったもの、こだわりのものが欲しい場合は
ネットで静岡の浜名農園に注文する。
大袋だとかなり格安だし、いい種を置いているし、
条件によって育つものの相談にものってくれる。
有機農業をやってる方は知ってる方も多いと思う。
やはりいい種を使うことが大切だ。


冬野菜の支度


fa-mu.jpg
トラクターをぼちぼちと動かす。
こうした時間はわりと好き。
動きが遅いのがいい。
そこだけぽっかりと取り残された感がたまらない。
少しづつ秋の空になってきた。
日差しもまだ強いが、真夏程ではない。
前の畑にも鶏ふんをまいてトラクターを入れる。
少しづつ冬ごもりの準備。
足元には小さな花たち。
名前がわからないが、桜草みたいなかわいい花。
よくみると、やっぱり野草のほうが断然かわいい。
yasou.jpg


できてる!


朝一。
扉を開けて、さて仕事をしようと足を踏み込もうとしたとき、
おっ!っと、何か動いた・・・
kani.jpg
カニだ・・・
こんなところで何をやってるのかな?
ここ川ないのにどっから歩いてきたのか。
雨が降ってると案外遠いところまで遠征できるの?
はいはい、ハナに見つかる前に敷地の外に。
さて、一仕事区切りがついたところで、
最近気になってるのがサツマイモの状況。
去年はほぼ全滅に近かったのだが、
今年はそれなりに草取りもやったので、
ちゃんとなってるだろうとは思うのだが・・・
でもまだ早いかなぁ
で、一つだけ掘ってみることに。
そうすると・・・
・・

satumaimo.jpg
おおおおおおおおおおっ!
ちゃんと出来てるではないかぁ~。
しかも案外大きいのが入っている。
でもちょっと待てよ。
まだ大きくなるべく根っこが何本もついている。
ということは、まだまだ掘るのはもったいないということか。
サツマイモは肥料は要らないということで、
その土地と気候に味が左右されるのだろうが、
美味しいサツマイモになってくれるといいなぁ~。
すごいぞ~、サツマイモ君。


かぼちゃⅡ


kabocha.jpg
かぼちゃを頂いた。
このかぼちゃはなんだろう?
前から見知ってはいるが、名前がわかならい。
とりあえず繁殖旺盛ということで沢山なるらしい。
ということで、鶏ちゃんたちに頂いた。
鶏ちゃんたちには名前は関係ない。
ご馳走かそうでないか、それだけだ。
ありがたく皆に配給。
hana.jpg
かぼちゃの花。
朝日がでてくると閉じていた花を大きく開く。
ある程度暑くなってきたらまた閉じてしまう。
緑とのコントラストがきれいな花だ。
花の中にはアリがうろうろしていた。
受粉の役目をはたしている。
ところで来週あたりに大きな台風が来るかもしれない。
去年は福岡はめずらしく一つも来なかったが、
今年はどうなるのやら。
3年前のようにファームが孤立してしまうような状況に
ならないよう願うばかりだ。
今年は蜂の巣が割と低いところにある。
顔の高さというところ。
あまり台風が来ないという生物の本能でそうなるらしいが、
はたしてそんな先のことが見通せるのか?
蜂はエスパーなのか?
そういえば先輩の家には屋根の高いところにスズメバチの巣が
出来ていたなぁ。手作りのトラップでほとんど捕獲していたが、
台風大丈夫かなぁ、関東の方。
最近は関東地方が台風の通り道になっているようで。
地球温暖化が何か関係しているのか、ちょっとこの頃おかしい。