ヒナ入荷です。
ゆむたファーム
ファームは秋さながら。
銀杏が色濃く、青、黄色、緑が爽やかです。
さて、今日はヒナが入荷してくる日。
寒いとは言え、まだ氷点下にはなっていないので、
ヒナちゃんたちには元気に育って欲しいところ。
今日は昼からコウタもお手伝い。
餌をあげて、水をあげて、卵を拾って。
その間にコウタもいろんな工作で一仕事。
すべて終了したのが午後4時半。
でもまだまだ帰れません。
そう、今日から「ヒナちゃんたちを止り木に乗せる作業」が始まります。
コウタももちろんヒナを乗せる気満々です。
この時期ともなると、5時半くらいには日もだいぶん暮れて、
ヒナが動けなくなってくるので、その時間まで待ちます。
4時を過ぎると、さすがに寒さが沁みてきます。
そういえば、さっき掘った「サツマイモ」がありました。
それを洗って銀紙につつんで・・・
「そう、焼き芋をしよう!」ということに。
おきっぱなしの材木を焼き場に持って来て火をつけ、
その中に銀紙で包んだサツマイモを3本並べる。
コウタと焚き火に当たりながら、サツマイモが焼けるのを待つ。
寒いけど暖かい火。
ここでコウタと焚き火をするのは初めてだ。
「火の揺らぎ」を見ながらボーっとする。
火を見ているといろんな形がでてきて、飽きることがない。
「癒し」という効果が火にはあるように思う。
そうこうしている内にいいにおいが・・・
犬たちも集まってきた。
「そろそろサツマイモが焼けたかな~♪」
銀紙をとって、中のこげたサツマイモの皮を剥くと・・・
「おーーーーっ、黄金色の輝くホクホクのサツマイモだ!」
寒い中、フウフウやりながら芋をかじる。
なんとも最高の幸せ。
昔は結構、みんな焼き芋などやっていたけれど、
最近ではなかなか火も燃やせない状況だ。
昔の方が貧しかったかもしれないけど、
幸せがいっぱいころがっていたように思う。
政治家による、「日本という国が求めてきた幸せ」は、
戦後、こうしたものを捨て、「お金で買うことのできる幸せ」であったように思う。
「それが悪い!」と切り捨てることもできないが、
私たち昔を知っている親世代が、もっともっと「小さな幸せを感じる心」を
今の子どもたちに伝えていかなければならないと思う。
「幸せはつかんだりなったりするものではなく、感じるものだ」ということを。
さてさて、話しが入り組んだところで腹ごしらえ終了。
日も暮れたのでヒナちゃんたちを捕まえて止り木に乗せる作業を開始。
30分ほどで格闘終了。
コウタもヒナを捕まえるのが上手くなった。
この調子だと楽できるぞ・・・
ではなく、いい経験ができているぞ、よしよし。