国民は怒っている!?
今日の新聞を見て驚いてしまった。
8月23日(日)の西日本新聞の朝刊の大見出しは、
「民主 300議席越す勢い」
これは共同通信社が8月20~22日の間に、
全国15万5100人を対象に電話世論調査をした結果をまとめたものだそうだ。
確かに昨日の朝日新聞の朝刊にも、
「民主300議席か!?」という見出しを見たのだが、まさかと思った。
今回は自民の風当たりが相当に強いということは聞いているが、
それでも地方の組織票を今まで抑えてきた自民の底力はそれなりにあるだろうし、
200議席を下回ることはないのではないかと思っていた。
今朝の西日本新聞には、「自民 100台前半か」との副題もある。
いままで300議席もあった自民の議席が100台、それも前半になる予想が伺えるとは・・・
ただこの世論調査でも、「まだ決めていない」という回答が約1/3あるということなので、
これから一週間にこの浮動票がどう推移していくのか見ものだ。
それにしても国民の、「これまでの自民の政権運営」に対する評価が低いようだ。
特に小泉元首相に期待して与党議席の2/3を与えてしまい、
そして裏切られた国民の感情は推しきれない。
この反動がここに来て爆発したものなのだろうか。
有権者のうち、無党派層の多くの人がこう思っているのかもしれない。
「民主に一回やらせてみるか。ダメだったらまた戻せばいいし・・・」
だとか、
「とにかく官僚の利権を政治主導で一掃することができるのか否か、民主にはできる?」
民主党の政権公約(あえてマニュフェストとは言わず)を見ると、
人気取りの政策や実現不可能な(実現してしまうと日本が混乱してしまう)ものが
あるようにも見えるが、それでも国民は「チェンジ」を選びたいのかもしれない。
アメリカの大統領選挙で飛び交っていた言葉、「チェンジ」。
この「チェンジ」ということばを日本人は羨ましく見ていたのかもしれない。
とにもかくにもあと一週間、おのずと選挙の結果がでる。
自民、野に下るか、それとも政界再編か?
一番のキーマンはやはり、小沢さんだろう。
彼の妖怪度、いやいや政治力は今や日本一かもしれない。