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鶏が元気であることとは?


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ここ最近は落ち着きつつありますが、少し前までは鶏インフルエンザについてのニュースや記事が毎日のように取りざたされていました。当農場でも例外ではなく、保健所からの聞き取り調査や視察がありました。農水省もちゃんと対策をやっているということを示す必要があるのでしょう。
我々のやっている自然養鶏というのは、自然との接点が多いというのが特徴であるというのは皆さんもご存知のことと思います。今現在では野天に放り出して鶏を飼うということがなかなか出来ない状況になっていますので、できるだけひろいスペースで区切って四方に網をはり、屋根をかけて、そのなかに野菜や草をどんどん放り込んでおります。
さて、鶏がなぜ病気にかかるのか?鳥インフルエンザとは?どうやって感染するのか?
疑問だらけのまま今年も終息を迎えそうです。というかある意思が、このまま知らないうちに問題を終らせようとしているようです。
この問題は根が深く、簡単な解決は出来ないでしょう。
今年はこのまま終っても、来年、再来年と必ずこの病気は発生します。
いつ大爆発をおこすかわからない状態であるといえるでしょう。
しかし、これだけは知っておいていただきたい。
鶏が元気にいられるための育て方。
①新鮮な空気を入れること
②1坪に10羽以上は飼わない
③野菜や草を1日、30g以上食べさせる
④醗酵物を食べさせる
⑤ストレスをなくすこと
少なくともこの5つが無ければ、鶏は病気になりやすくなります。
今ほとんど全ての養鶏場の姿というのは、
①幕をはり外気をいれない
②1坪に35~80羽を飼う
③ビタミン剤を食べさせる
④抗生物質を毎食あたえる
⑤30cm×20cm×30cmの檻に2羽づつ詰め込む
鶏というのは気管支がものすごく弱い生き物です。
特に空気が淀めばすぐに病気にかかります。
いままでは抗生物質が効いていましたが、
推測するに、もう効かなくなってきているのではないかと考えられます。
檻から出すと全く歩けない健康状態の鶏に、自然界の凶暴なウィルスが
入ってくればどうなるか・・・。
しかしウィルス事態が悪いわけではないように私は思っています。
ただ弱いものが淘汰されていくという自然界の掟がそこにあるだけなのかもしれません。
私のつたない経験と知識からでた推測には過ぎませんが、
毎日鶏と向き合い感じる事、失敗して得る知識、自然を感じて体で得る情報というのは、
机の上で考える情報とは明らかに違うものであると考えています。
日本の養鶏が間違った方向に行かない事を願ってやみません。

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