JavaScriptが使えない状態ではこのページを正常に表示することができません。有効にしてからアクセスして下さい。 自然養鶏。 | ゆむたファーム - Part 3
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自然養鶏。


ショックだぁ・・・


今までこんなことはなかった・・・
この20日間やってきたことが水泡とかすとは・・・
ヒナの話し。
昨晩、ヒナを見にゆむたへと向かう。
助手席にはお手伝いのコウタ。
「今日はみんな(止り木に)乗ってるかなぁ♪」とコウタ。
「そうね~、あとちょっとだと思うよ♪」と私。
途中のクヌギでカブトムシ確認。
「今日もカブトムシいないね・・・」と寂しそうな私。
「そんな日もあるさ」とコウタ。
・・・ 
ゆむたに着き、犬たちの歓待をうける。
それから二人でヘッドライトをつけてヒナの部屋へ?
小屋に近づくと、なんか嫌な予感が・・・
扉を開けると・・・
「ピヨピヨピヨ・・・」
「あ”ーーーーーーー!」
「全部乗ってなーーーーーーーい!」
20日間頑張って止り木に乗せてきたのに、
なんでみんな乗ってないのーーーー!
ショック・・・
こいつはショック・・・
こんなこと今までなかったのに・・・
としょげている私。
コウタ 、「しょうがね~、俺が回ってやるよ」とほうきを持って
ヒナを止り木の方へ追い込んでいく。
「あ~、ありがとうよ。助かるよ・・・」と私。
真っ暗ななか、二人でコツコツとヒナを止り木に乗せていく。
ありがたいね~ほんとにありがたい。
今日はコウタに感謝。
お礼に天の川を見せてあげよう!
と空を見上げたものの、雲が多く、ほとんど見れず。
は~、今日はダメだったなぁ。
しかし、今日はコウタに慰められた一日だった。
こんな日もあるさ。
また明日から頑張ろう。


今回のヒナはなかなか・・・


 ヒナ100羽が入荷して、10日目。
日が暮れては、ゆむたに車を走らせる。
鶏小屋の端っこに固まっている一部のヒナを捕まえては、
止り木に乗せる作業を繰り返す。
 とにかく、ヒナが寝る時には止り木に自分で乗るようになるまで、
毎晩この作業を繰り返さないといけない。
そうしないと、病気になったり、下に入り込んだヒナが圧死したりもする。
 3ヶ月に一回のこの作業だが、
早ければ1週間で終わるし、遅ければ1ヶ月かかることもある。
今回はなかなか上手くいかない。
せっかく止り木に乗っていないヒナが、あと20羽ほどになっていたのに、
昨日はまた30羽以上に増えていた。
ガックリ・・・
 
 今日はコウタにも手伝ってもらった。
まずは小屋をクルッと回って、隅っこにいるヒナを追い出して、
真ん中にある止り木の下に追い込む。
そして自分で止り木に乗れるヒナには自分で乗ってもらう。
どうしても乗らないヒナは1羽づつ捕まえて乗せていく。
 真っ暗な中、ヘッドライトを付けての作業。
ときどきおもいっきり転ぶコウタ。フフ・・・
まぁ、それでもいろんな経験をするのもいいだろう。
昼間は鶏に触れることもできないけど、
夜ならばコウタでも簡単に捕まえることができる。
 外は満月の夜。(かな?)
あまりの月の明るさに、普段なら満天の天の川が見えるゆむたも、
今日は「お月様が主役だ」とばかりに辺りを照らす。
 今日は7月7日の七夕。
天気予報では曇りの予想。
梅雨の不安定な天気が、
思ってもみなかった晴天を生んでくれることを少し期待しよう。
 帰り道に、コウタがいちばんの楽しみにしている1本の木がある。
それは道路に面した、クヌギの木。
このクヌギの木には、この時間、様々な生き物が寄ってくる。
樹液を出しているからだ。
そしていちばん欲しいのは、そう、カブトムシ&クワガタ。
 今日は・・・
残念、カナブンすら来てなかった。
ちょっと寂しい気持ちになったかな?
でもそんな日もあるさ。
気を取り直して、家に帰ってすぐにやる作業が・・・
kouta
対決!
バーチャルの中での対戦と本物の対戦とではわけが違う。
バーチャルでの戦いは、死んでもすぐにリセットできる。
本物はそうはいかない。
しかも指をはさまれたら相当痛い。
これが大切だと思う。


ひなの引越し


ヒナが育ってきた。
そろそろ産まれて5ヶ月。
もうすぐたまごを産みだす時期。
この時期にヒナ小屋から産卵鶏舎へと引越しする。
そこに雄鶏を入れている。
雄鶏と初対面ということだ。
最近の雌鳥は好奇心が強いというか、
強くなったというか・・・
ひな1

「お~~~~~~ 見ねえ顔だなぁ?
あんたどこからきたんや~~~?
誰やねん?」
と雌鳥たち。
「なんじゃなんじゃお前ら!なにするねん、こら~!」
と雄鶏。
そして・・・
ひな2
バトル。
あ~~~ぁ、雄と雌で喧嘩してるよ~~~~。
血の気の多いやつらだなぁ・・・
ひな3
「あいたたたたっ!」 
と雄鶏。
髪引っ張られてるよ~~。
かわいそ~に。
どの世界もきびしいもんやでぇ・・・
なかよくしてくれよ~。


営業用の写真をそろそろ


道の駅やJAにじ耳納の里(直売所)にたまごを出荷しているのだが、
「ゆむたのたまご」と一目でわかるように、そして特徴なども見てもらうために
ポップというものを出している。
自分でPCで苦労してつくって、ラミネート加工して
たまごを置いている後にさりげなく立てかけている。
今あるやつを作ったのがコウタが1才半か2歳くらいのとき。
だからもう2年くらい経つ。そろそろ更新時期かな。
UPしている写真にはコウタも写っているのだが、
ときどきコウタを出荷に連れて行くと、
お客さんから「お?大きくなってるね~」なんて写真を見ていわれたりする。
しかし鶏の写真というものがなか難しい。
動物と子供の写真はほんとに撮りづらい。
言うこと聞いてくれないし。
だから何枚も何枚も撮って、そのなかにいいのがあったら御の字。
昨日は鶏の写真を撮り続けた。
たぶん30枚くらい。
鶏1
こんなのとか・・・
鶏2
こんなのとか・・・
でもなかなかいいのが撮れない。
で、とりあえず今日いちばんよかったのがこれ↓
鶏3
なんとなく気持ちよさそう。
でもこれに青空が広がっているともっとよかったりするし、
なかなか写真というものは難しい。
デジカメがある時代でよかった。
 


そんなこと、と思うなかれ


たぶん一生使えるものを発見した。
あとは生産中止にならないのを願うのみ。
実物はこれ↓
burashi.jpg
名前は「農機具・左官道具洗い」。
これをどう使うかと言うと、
鶏舎の金網を掃除するのに使う。
へ?そんなことと思うかもしれないが、
これが結構大事な作業で、しかも大変な作業だ。
金網には夏場にクモが糸を張り巡らす。
そこに埃が溜まって詰まってしまい、
新鮮な空気が入ってこなくなる。
鶏にとって一番大事なのは新鮮な空気。
だから時々金網を掃除するのだが、
いままでいい道具がなかなか見つからなかった。
箒にデッキブラシ、それらを使っていたが、
あまり綺麗にならなかった。
そこでこの左官用のブラシ、職人が使うものならば
かなり使いいいのではないかと確信した。
金物屋さんに聞いてみると、これは仕事でウサギを飼っている人が、
小屋を掃除するのに昔から使っているもので、
10本ほどいつも特別に注文とってるそうだ。
ほ~~~~、なるほど。
キラリ☆
「もしよければこの中の1本、くれんじゃろ~か?」
と聞いてもらっていたのだが、後でお店に行ってみると、
ありがたや、1本置いていってくれてた。
サンキュ~!
1本 600円。
さて、効果はあるのか?
早速金網ブラッシング。
まずは汚れている金網を見つける。
ビフォー ↓
kanaami.jpg
そして、軽くブラッシングをする。
握り手も軽さも程よく、網にしつこく絡むこともない。
言わば、いい感じ。
そしてすぐこんな感じに。
アフター ↓
ami2.jpg
お~~~~~!
キレイキレイ!
隅っこまでキレイになり、ダマも出来てない。
やっぱり正解だ。
これは大発見!
うむうむ。
ほんとに小さい事。
でもちょとした発見が今後に活かされていく。
他の鶏飼いの方を尋ねると、小さいけどいい発見をすることが多い。
またどこか尋ねて行って見ようかと思う。
いろんなことを素通りしないで、
何か落ちてないかキョロキョロするのも
生きていく上での大事となろう。


みのう自然養鶏ネットワーク第一回会合


昨晩、みのう自然養鶏ネットワークの第一回会合が開かれた。
といってもまだメンバーは二人。
まあまあ、これから増やしていけばいいことだ。
メンバーは私とウィングオブグリーンのHさん。
お隣の田主丸町の山道付近に1年前に居を構え、
自然養鶏と有機野菜の栽培をやっている。
自然養鶏ネットの考え方としては、
①自家配合の餌で、醗酵飼料
②平飼いで開放鶏舎(空気をしっかりとりいれる)
③緑草、野菜をふんだんに
これが基本となる。
あとは百人いれば百人の飼い方があるので特に規定なく、
鶏ができるだけ自然にちかい状態ですごせるとグッドだ。
鶏を飼っていると様々な問題や困難にあったりする。
そういうときに知恵をだしあったり、協力したりできる仲間を
近くに持つというのは素晴らしいことだ。
そして何より、ときにこうして仲間と会ったときの笑顔が嬉しい。
人生における最高の財産であると思う。
昨晩は野菜と魚を中心にした美味しい料理をご馳走になった。
コウタはミニチュアダックスとお友達になれて大はしゃぎ。
帰りに、「おばちゃん、バイバイ、また来るね(^^)」と一言。
言葉もおぼつかないのに、おじさんのようなことを言う、
「あんたぁ、ことばの選択が面白いぞ」とひそかにほくそえむ。
親子共々すっかり楽しませていただいた。
ほんとうに感謝。
Hさん、ありがとうございました。
ご馳走様でした。
次ぎはファームでおもてなしができたらと思ってます。


あしあと


ashiato.jpg
誰の足跡だろう?
ファームのすぐそばでいろんな足跡にであう。
うろうろしたり、立ち止まったり迷ったり、
これは小さめの四足さんかな?
ファームの横を通ったらワンコロたちに吠えられただろうに。
その後ヒナたちも元気を取り戻した。
やはり弱っていた1羽が夜の間に逝ってしまった。
目もうつろであったので、餌も食べれなかったのだろう。
成仏しておくれ。
ごめんね。
他のヒナの復活にホッと胸をなでおろしつつ。
トウモロコシがやっぱりよかった。
それと梅干のシバ、あれをあげたときに競ってたべていたんだが、
あれもよかったんだろう。
梅干は人間にも元気をくれるから、鶏もいっしょだ、たぶん。
さて、止り木にヒナを止める作業。
これがなかなかうまくいかない。
あと20羽ちょっと、これがなかなかうまい事乗ってくれない。
隅っこに固まるのはいなくなったが、
餌箱のうえで寒そうにみんな固まっている。
なんかいい方法はないものだろうか?
頭を使ってない知恵をしぼって。
失敗を受け止め次につないで。
いろんな足跡を残していこう。
10年後のために。


人為的なミスにより


hina.jpg 
ヒナが入って10日程。
昨日3羽のヒナを死なせてしまった。
油断というより管理不足。
前日の夜にヒナを止り木に乗せようとすると、
しょんぼりとしてほとんど動けないヒナが3羽。
この3羽とも他のヒナと比べて体重がすごく軽く、
餌を食べてないことがわかった。
しまった!と思って少し温かくしてあげていたが、
朝になって3羽とも死んでいた。
ここ2,3日餌の減りが極端に少なくなったのだが、
それにしっかりと対応出来ていなかったせいである。
そこにかなり厳しい寒波が来て、ひとたまりもなかった…
原因は穀類をトウモロコシから大麦に変えていたこと。
ヒナたちはもちろん養鶏場でトウモロコシで育っている。
そこへ来て、ファームに来たら大きな粒の大麦で、
しかもヌカとか今まで食べた事ないものまで入ってるし、
環境の変化についていけなかった。
しかも寒い。
こんな山の中で風がピューピュー入ってくるところは、
産まれて初めてだっただろう。
ちゃんとトウモロコシを用意してあげるべきだった。
昨日トウモロコシを買い、バラバラと餌箱に入れてあげると、
みんな飛びつくように食べ始めた。
原因がよくわかった。
昨日の晩、ヒナを止り木に乗せようとすると、
他のヒナはなんとか持ちこたえたのかもしれないが、
弱っているヒナが1羽いた。
朝行ったらたぶん、ダメだろう。
死なせなくていい命。
鶏飼いとして、未熟なことを再認識した一日だった。


疲労困ぱい


あたらしいヒナが入ったので、
いちばん古くなった鶏たちの群を地鶏屋さんに取りに来てもらった。
ピーピーと産まれて1年と10ヶ月位、たまごを産みだして1年3ヶ月ほど。
そのくらいで産卵鶏はお肉にしてしまわないといけなくなる。
一般のブロイラーはたまごを産みだして10ヶ月ほどで出されるので、
うちよりも半年ほど早い。運動もできず毎日フル回転で産卵するので
寿命も短くなるということだ。
さて、鶏たちを外にだしたあとの最初の仕事は鶏ふん取り。
半年から1年の間、毎日欠かさずに糞をしてくれているので、
量的には1群で2t~3tにものぼる。
軽トラに山山積みにして3台から4台分。
作業としてはこんな感じ↓
keihun.jpg
冬場は湿気がきているので、夏の鶏ふんとは違い重くかさなっている。
それをスコップで掘り起こしていく。
土の部分とは違いがはっきりとでるので、とるのはとりやすい。
これをすくって貰った肥料袋にひとつづつ詰めていく。
醗酵しているので、独特の刺すような臭いはない。
二人で話しながらやっているとだいたい一日で一部屋が終わるのだが、
昨日は一人で4時間やって、半分ほど終わった。
それでも立ったり座ったりを繰り返し、1t以上の重荷を移動させているから
終わる頃には腰とか腕がギクシャクしてしまった。
さすがに若い頃のようにはいかないようだ。
ただこの鶏ふんも大事な肥料として野菜たちの栄養になる。
つらいと思ってやったことは一度もない。
大切な作業のひとつ。


ヒナ入るⅢ


さて、ヒナが入って今日で6日目。
止り木へのお止まり率は70%。
まずまずだ。
1日目 0羽
2日目 2羽
3日目 20羽
4日目 30羽
5日目 35羽
6日目 70羽
だいたいこんな感じ。
順調といえる。
前はこうなるまでかなりかかった。
人間やっぱり頭を使わないとダメだなぁと思う。
農業はいかに有効に時間を使えるか、
まぁ他の仕事もそうだろうが大切だ。
他の人の農場などに行くと滑車をつかったいろんな仕掛けがしてあったりで
とても勉強になることがある。
たまにはいろんな業種の人の農場にもいかないといけない。
さて、3日目にはビニール作戦で20羽が止まった。
これがまずまずの作戦。
4日目がポイント。
4日目、夜暗くなってくるちょっと前に小屋に入り
隅っこに固まっているヒナをまず蹴散らす。
ホラホラ~と言って。
そして片手には傘。
バタバタとして真ん中の止り木のある場所に追い込む。
そのうち自分で登るヒナが出てくる。
そうすると真似をしてどんどんあがっていく。
最後、暗くなってきてどうしてもあがれないヒナをちょっとずつ小突いて、
「わるいごはいね~~ぇが~~~~~!」とびびらせて、
捕まえて止り木に止まらせる。
そして隅っこに固まっていた場所に
どんどんビニール袋をぶら下げて隙をなくしていく。
それでやっと70羽が乗った。
さてさて、明日はどうだろうか?
餌箱の上で寝てたやつをどうしたらいいものか。
かなり食い意地が張ってるようだが・・・